糖尿病内科

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糖尿病内科

診療科の紹介

当科には2024年4月より日本糖尿病学会認定の糖尿病専門医が常勤しており、最新の知見と技術に基づいた診療を通じて、個々に最適な治療を行っています。

6月度 外来担当医表

午前 錢林 稲葉 錢林 松下
午後
(予約診)
錢林
14時-15時30分

糖尿病とは

糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖)が慢性的に高くなる病気です。通常、血糖は膵臓から分泌されるインスリンというホルモンによって管理されていますが、糖尿病になるとこのインスリンの作用が不十分になる(インスリン分泌の低下、または効きにくくなる)ことで、血糖が正常に保たれなくなります。


糖尿病には以下のタイプがあります:

  • 1型糖尿病:自己免疫の異常により膵臓のインスリン分泌がほとんどなくなるタイプで、比較的若年でも発症します。
  • 2型糖尿病:生活習慣や遺伝的要因などにより、インスリンの効きが悪くなったり、分泌が不十分になったりするタイプで、成人に多く見られます。
  • その他の糖尿病:膵臓や肝臓の病気、ステロイドなどの薬剤、ホルモンの病気などで発症します。
  • 妊娠糖尿病:妊娠中に初めて見つかる糖代謝異常で、母子ともに適切な管理が必要です。

糖尿病は初期には自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行することがあります。放置しておくと、視力低下の原因になる糖尿病網膜症、腎不全に至る糖尿病性腎症、手足のしびれや壊疽の原因となる糖尿病性神経障害、さらには心筋梗塞や脳卒中などの重大な合併症を引き起こすリスクがあります。


当院での治療とサポート

当科では、糖尿病の診断・治療から合併症の予防まで、総合的な管理を行っています。食事療法・運動療法・薬物療法を組み合わせ、患者さまの生活スタイルや病状に応じた治療方針をご提案しています。
また、糖尿病の治療と自己管理の支援を目的とした「糖尿病支援入院(約10日間)」も実施しております。
インスリンを使用しておられる方には血糖値の自己管理を支援する「フリースタイルリブレ2」という持続血糖測定器も導入しています。皮膚に小さなセンサーを貼り付けることで、血糖の推移をリアルタイムに確認でき、指先を刺す必要がないため、患者さまの身体的・精神的負担を大きく軽減できます。リブレを活用することで、より精密で効果的な血糖管理が可能になります。



病診連携による継続的な医療の提供

当院では、地域の診療所・クリニックとの病診連携を積極的に行っています。急性期治療や検査が必要な際は当院で対応し、安定期にはかかりつけ医と連携しながら通院しやすい体制を整えていくことも可能です。


糖尿病は早期発見・早期治療が非常に重要です。健康診断で血糖値が高いと指摘された方、最近のどが渇きやすい、体重が急に減った、疲れやすいといった症状のある方は、ぜひ一度当科にご相談ください。
専門医による診療とサポートで、安心して治療に取り組んでいただけます。

スタッフ紹介

錢林 雅子

部長

錢林 雅子
(ぜにばやし まさこ)

日本内科学会認定内科医
日本内科学会総合内科専門医
日本糖尿病学会糖尿病専門医、研修指導医
日本内分泌学会内分泌代謝専門医
内分泌代謝・糖尿病内科領域 専門研修指導医
医学博士(神戸大学)

非常勤スタッフ紹介

稲葉 惟子
(いなば ゆいこ)

大阪医科大学医学博士

日本内科学会認定内科医
日本内科学会総合内科専門医
日本糖尿病学会糖尿病専門医
日本甲状腺学会甲状腺専門医
日本内分泌学会内分泌代謝科専門医
日本医師会認定産業医
日本間脳下垂体腫瘍学会会員
日本病態栄養学会会員

松下 香苗
(まつした かなえ)

日本内科学会総合内科専門医
日本糖尿病学会糖尿病専門医
医学博士