部長

診療科/部署のご案内

生活習慣の変化や高齢化社会により、前立腺がんをはじめとする泌尿器悪性疾患、尿失禁や前立腺肥大症などの排尿障害、激烈な痛みを伴う尿路結石など、泌尿器科疾患は年々増加し、泌尿器科のニーズも高まっています。
当科では、地域に根差した病院ならではの親近感と泌尿器科専門医としてのしっかりした対応力を併せ持った診療を心掛けております。尿もれ、出にくいなどのちょっとしたおしっこの悩み、血尿が出た、癌が心配など、泌尿器科疾患のことでお悩みがあれば、お気軽に受診ください。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
---|---|---|---|---|---|
午前 | 福井 | 馬塲 | 濵口 | 福井 | 濵口 |
午後 (予約診) |
濵口 | 2,4週/濵口 (メンズヘルス男性更年期) |
東 14時 |
前立腺がん、膀胱がん、腎臓がん、尿路結石症、腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺炎、前立腺肥大症、過活動膀胱、尿失禁、男性更年期障害・ED
現在各種の医療用レーザーが開発され、各分野で治療に応用されています。
泌尿器科領域では特に前立腺肥大症や尿路結石症等の良性疾患の内視鏡手術で用いられ、当院では尿路結石症内視鏡手術で積極的に治療しています。
これまでは前立腺肥大症にたいしては電気メスを使って、切開、止血する経尿道的前立腺肥大症(TURP)が手術の主流でした。現在の前立腺手術ではレーザーを用いた手術が主流になりつつあります。レーザーを用いた手術にはHoLEP(ホルミウムヤグレーザーを用いた前立腺核出術)やPVP(光選択性前立腺蒸散術)などがあります。レーザーを用いた手術は安全性が高く、入院期間も短くなるというメリットがありますが、反面、器械が高価でどこの施設でも施行可能というわけでなく、当院でも未導入となっています。通常のTURPは対応可能です。
当院でも積極的の導入している治療が、この尿路結石に対するレーザー治療です。近年の内視鏡やレーザー機器の進歩により、手術で選択される症例がふえているのが、この治療法です。手術方法は経尿道的に内視鏡を挿入し、目的の腎ないし尿管の結石をレーザーで破砕、回収する方法(経尿道的腎尿管砕石術:TUL)となっています。使用するホルミウムヤグレーザーの特性で人体に悪影響を及ぼさずに結石の治療が可能なのがメリットで、さらに砕石した砕石片も回収できるというメリットがあります。当院でも手術症例が増えつつあり、結石等でお悩みの方はご相談ください。
尿が出にくい排出障害、これは前立腺肥大症などの男性の尿の悩みの一つとなっています。なかには、前立腺がんが隠れていることもあり、注意を要します。悩みがおしもの問題だけに周囲に相談できず、ご自分で悩みを抱えていらっしゃっている方、特に女性の方が多いようです。そんな時は泌尿器科の診察室のドアを叩いてみましょう。長年の悩みが一気に解決するかもしれません。
内服のみではなく、カウンセリングから始まり、理学療法を含めたたくさんの治療法があります。一人一人の患者さんに合った治療を組み合わせ、相談しながら、満足のいく治療法を選択して頂いています。様々な治療法を選択、組み合わせしても症状が改善しない患者さんもいらっしゃいますが、おしっこの事でお悩みの方は一度当科にいらしてください。お悩みを解決する為に共に考え、解決の一歩となれば我々も至上の喜びを感じることができます。
頻尿、尿失禁はQOL疾患であり、症状があれば生活の質が損なわれることはあれ、命に係わる可能性は非常に低い疾患です。ただ、夜間頻尿でたびたび起きて寝不足で体調不良、周りの家族に気をつかわせたりする気苦労、夜間の移動で転倒して骨折などで入院が必要になったりして、結局のところはおしっこの悩みは全身性の病気に繋がるところはあるように思います。そうなる前に、やはり治療は必要と思います。どんな治療を選択されても良くならない方にはボツリヌス療法といった治療法をお勧めします。
ボツリヌス療法は難治性の頻尿、尿失禁に対する治療法で、ボツリヌス菌が作る天然のたんぱく質(A型ボツリヌス毒素)から生成された薬を膀胱内に直接注射する方法です。A型ボツリヌス毒素を膀胱の排尿筋に投与することで、膀胱の異常な収縮を抑えて頻尿、尿失禁を改善させる治療法です。治療は基本的に外来治療、投与で、治療効果が非常に高く難治性排尿障害の患者さんには是非お勧めする治療法です。まだ新しい治療法で2020年4月に保健適応となったばかりです。当院でも施行可能です。
部長
日本泌尿器科学会泌尿器科専門医・指導医
日本メンズヘルス医学会認定テストステロン治療認定医
医員
日本泌尿器科学会泌尿器科専門医
医員
日本泌尿器科学会泌尿器科専門医・指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本泌尿器内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定医